このたび、ホテル朝日グランドール府中の公式サイトをリニューアルしました。新サイトのコラム第一弾は、まもなく社長就任20周年を迎える依田社長に、この20年のこと、そしてこれからのことについて聞いてみました。
「いつの間にか継いでいた」ホテルの20年
―― まずは就任20周年、おめでとうございます。
あ、そうなんですか? あれから20年も経ったなんて知らなかった。
―― お父様が先代の社長なんですよね。ホテルを継ぐ前は何を?
都内の企業でサラリーマンをやってました。30代ころから、たまに実家の手伝いに顔を出すようになって、いつの間にか継いでいた感じです。
―― ホテルの経営権を巡って、ご兄弟で血みどろの争いなんてなかったんですか?(ワクワク)
いや別に(笑)。一人っ子なので。
―― そうでしたか。ところで、継いだばかりの頃は、どんな働き方でしたか?
とにかく日々の業務をこなすのに精一杯でした。小さなホテルなのに、やることが多いんです。社長ってデスクワークをしているイメージじゃないですか。でも実際にはそんなことはなくて、チェックインの対応も、清掃の段取りもする。忙しくなってくると、私も客室の清掃をしたり、レストランの厨房に立つこともありましたよ。
―― 今でもレストランの厨房で社長の姿を見かけますが。
そうですね。人手不足が深刻でして…。
「学習」を重ねた、この20年
―― 当時はどんな思いで働いていましたか?
思いもなにも、当時は目の前のことに追われて、一日があっという間に過ぎていく感じでしたね。それぞれの仕事が立体的に見えていないというか。もう少し平たく言うと、お客様やお取引先、従業員のことを、ちゃんと見ていなかったと思います。
―― それで、今はちゃんと見てるんですか?
意地悪なことを聞きますね(笑)。うーん、あの当時よりは、今のほうがずっとマシだと思ってますよ。年齢もあるし、色々と経験しましたからね。
―― その「色々」の中身が聞きたいですね。
色々は色々ですよ(笑)。人間って自己学習能力があって、これといって劇的なことがなくても、ちょっとずつ学習していくんですよね。
―― 薄ぼんやりした話、ありがとうございました。
そこで話を切らないで! その「学習」の中身を、これから話しますから。
客室こそが、ホテルの満足度を決める
―― なんだか真面目な話ですね。
真面目な話です。たとえば、ホテルの中でお客様がいちばん長い時間を過ごされる場所って、どこだと思いますか?
―― 客室ですよね?
そう。長時間過ごされる客室の設備が、お客様の満足度を大きく左右する。それを肌で感じているので、そこを改善することでホテル全体をアップデートできると思っています。最近だと、高速Wi-Fiを整備して、枕元のコンセントを増設して、全部屋に電子レンジを入れて、とか。
―― それって、普通じゃないですか?
そう言われてしまえばそれまでですが、それだけ思いがこもっているということを、お客様にも、それと従業員のアナタにも理解していただけると嬉しいです。あ、それと、全部屋に電子レンジがあるホテルは珍しいんですよ!
―― 最後に、お客様へメッセージをお願いします。
小さなホテルですが、「泊まってよかった」と思っていただけるよう、これからもアップデートして参ります。どうぞよろしくお願いいたします。


